体臭の原因

体臭の原因や予防法についてご紹介します。口臭、わきが、頭皮・髪の臭い、足の臭い、加齢臭などを解消します

体臭の原因

体臭は【皮膚の汗腺・皮脂腺の分泌物から生ずる一種の臭気】とされています(広辞苑より)

■体臭とは皮膚の脂質の酸化が原因で起きる一種の臭い■

夏の暑い日は当然、春夏秋冬どの季節でも汗をかいた後には頭皮、体、足裏、腋などの臭いが気になる方が多いと思います。体臭とは、 汗と皮脂とが混ざり合い、雑菌が繁殖するなどして臭いを発生させます。まだはっきりと解明されているわけではないのですが、脂質の酸化が大きな体臭の原因となっているようです。

そして体臭は人によって臭いの種類や強さも異なります。これは脂質の酸化だけではなく、体臭は「HLA」という遺伝子に関係しており、そのことにより個人差ができるのです。この個人差があるという事で、自分の体臭が気になり過ぎて、通常の生活に支障をきたす場合も少なくありません。

体臭の悩みは「自分の体臭は臭く(悪臭)で、人に嫌われるのではないか」といった不安や悩みを持つことです。これが現代の深刻な心の病のひとつだと言われている程です。

しかしその一方で、体臭はセックスアピールの役割も果たしています。香水をつける習慣も体臭を消すためではなく、より強いセックスアピールのために生まれたという説もあるのです。『ニオイフェチ』という表現がありますが、これは自然な感情といえるかもしれません。

ただ、体臭は健康状態と大きく関係する場合もあります。口臭がヒドイときは、歯槽膿漏や内臓の病気の疑いもありますし、糖尿病になると甘い臭いがするといわれています。体臭が気になる場合は、まず健康状態の確認をしてみましょう。

食事についても、動物性脂肪に偏った食事は体臭の発生を促す原因のひとつです。

体臭の悩み

自分の体の臭いや、職場の同僚、家族から発する体臭に、悩んでいる人も多いはずです。

体の臭いというものは目に見えないものですが、それが悪臭だった場合、近くの人に確実に(精神的・時には身体的にまで)ストレスを与えます。また、母親が子どもの世話をしている時、体調の変化に気づくのも、子どもから発する体臭がきっかけだったりします。

体臭と言ってもも、その発する部位は頭から口、わきの下、陰部、足など、全身のいたるところにあります。そして臭いが発生する原因や、においの強さも様々なのです。

まず頭ですが、頭皮の皮脂の酸化が進んだり、汗をかいて高温多湿となり細菌が繁殖することで臭いが出ることがあります。髪の毛も、その構造上、においを吸着させやすくなっているのです。煙草を吸う人と同じ部屋にいたり、居酒屋を出た後などに髪の毛に臭いが残っていることはよくあります。

次に口の臭いですが、これは口臭と呼ばれるもので、食べたものによる臭いと、病気の症状として起きる臭いがあります。例えば、腎臓、肝臓の病気や、虫歯、歯肉炎などが含まれます。

腋の下の臭いというと「わきが」が浮かべる方が多いと思います。わきがは、単純に汗くさい臭いではなく、腋の下などにあるアポクリン腺という汗腺から出る汗の成分が空気に触れて変質し、細菌によって分解されて臭いが生じるものです。人間にはもうひとつエクリン腺という汗腺もありますが、こちらは全身にあり、ここから出てくる汗に臭いはありません。

そして、足。特に夏場、靴を脱いだ後は、自分の足であっても思わず足の臭いに顔をしかめてしまった経験のある方もいるはずです。足には上に述べたエクリン腺が多くあり、汗をよくかくようになっています。汗自体にはそんなに臭いがないのですが、靴の中という高温多湿の環境の中で繁殖した雑菌が汗や皮脂を分解し、臭いが発生してしまうのです。

また、自分で気にしている人は少ないですが、耳にも臭いがあります。特に乳幼児で耳のにおいや耳垂れがあり、それが中耳炎などの病気のサインである場合もあります。

このようにいろいろな体臭の原因、意味があることを知れば、自分にあった予防法、対策方法も見えてくるのではないでしょうか。

体臭の原因-食べ物の関係

体臭に悩んだことのある方なら、きっと一度は体臭の原因が食生活ではないかと考えたことがあるでしょう。

実際に、食事の内容と体臭は強く関係しています。

体臭を引き起こすのは、アポクリン汗腺から分泌される脂肪や、皮脂腺から分泌される脂肪酸が原因となっていることが多いのですが、中でも皮脂腺からの分泌物が臭いの原因となる場合、食事内容を改善することで体臭が軽減される場合も多いのです。

臭いの原因になる物質は動物性脂肪や動物性タンパク質などの代謝物です。大腸まで送られたタンパク質は細菌によって腐敗し、色々な臭い物質を作り出します。悪玉菌であるウェルシュ菌や大腸菌によって分解されると、アンモニア、アミン等が作り出され、体臭や多くの疾患の原因となります。食事をする際には、臭いの素となる肉類(動物性タンパク質や脂肪)を控え、腸内の善玉菌を増やすことが重要です。

また食物繊維を多く摂取して、においの素となる物質を排出することも大切なことです。食物繊維は、便を作る最大要素であり、におい物質を自ら積極的に取り込み体外に排出してくれます。

さらに、食物繊維は腸内でビフィズス菌などの善玉菌の餌になるので、結果としてタンパク質の腐敗を予防でき、大腸内で臭い物質が作られるのを抑制する効果があるのです。 また、善玉菌を育てるのはオリゴ糖だと言われますが、ゴボウや玉ねぎ、アスパラ、大豆などにもたくさん含まれています。食物繊維と合わせてとれる食品ですね。

このように、体臭を発生させないようにするためには、肉類を減らしたり、善玉菌を増やす食品を摂るなどの食生活の改善が大切だということがいえるでしょう。

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