・口臭の原因の大半は「口の中の汚れ」
朝起きた時の口臭は、酷いものとなります。なぜなら睡眠中に、唾液の分泌量が少量になり細菌が繁殖しやすい状態となるからで、食べカスの分解や発酵が進行するためなのです。
また、空腹時にも唾液の分泌量が減少し、胃の中で胃液のバランスがくずれたりしながら口臭が発生しやすい環境が整うことになります。この現象は、生理的口臭といい誰にでもあるものです。
生理的口臭は心配する必要はありません。この場合の口臭の原因は歯磨きで、口内をきれいに整えればかなり防げます。
・口臭はこんな時に強くなります
1.起床時
2.食べ物のカスが口の中に残っている時
3.空腹時
4.緊張やストレスを強く感じた時
5.臭いの強い食べ物を食べた後
6.生理中・妊娠中
上記以外にも、胃腸などに問題がある場合などは口臭が強くなったりします。ですからここで問題視しなければならないのは、病気が原因となる口臭なのです。
例えば、虫歯や歯槽膿漏、歯肉炎、口内炎などにかかっている場合、常に、歯や歯肉から血や膿が出ている場合、強烈な口臭の原因となります。虫歯の穴につまった食べ物のカスは腐敗しにおいを出します。胃腸の具合が悪い場合にも口臭は強くなることがあります。消化不良により食べたものが発酵し、その臭い物質が、腸から吸収され、それが血液を巡り肺から悪臭として排泄され口臭の原因となります。
また胃腸などに問題がある場合、舌の表面に苔のようなもの(舌苔)が付着することがあります。これが臭いの原因となることもあるのです。
その他、肝硬変など肝臓の病気、肺がんなど肺の病気、糖尿病、さらには喉や鼻の病気などが原因となり口臭が発生するケースもありますので、しっかりとと歯磨きをしている中高年の場合、「口臭がキツイ」といわれる人は、この種の病気が進んでいる可能性もあるので注意が必要となります。
(1)空腹
空腹時は、唾液の分泌量が減少してしまうため、口臭が発生しやすい状態になってしまいます。唾液は、口臭を抑制する機能と食物のカスを洗い流す働きがあります。
(2)朝食抜き
「朝食を食べない」ことは、午前中の時間帯に、空腹状態になる確率が高くなるということです。空腹状態では唾液の分泌が少なくなり、それが原因で口臭が発生します。唾液には、口臭の原因となる「硫黄成分」を溶かす働きがあるのです。
(3)暴飲暴食
暴飲暴食が原因となり、胃腸の機能が低下し、口臭が発生することもあります。
(4)早食い
「早食い」の場合、必然的に咀嚼する回数が少なくなるので、結果的に唾液の分泌量も少なくなります。唾液の分泌量が少なくなった場合、口内が渇き口臭が発生します。唾液は、口内殺菌の効果があって、口臭予防において大変に重要な役割があるのです。
(5)偏食
食べるものが偏ると味覚障害を引き起こし、その結果、口臭が発生する可能性があります。
(6)口呼吸
口呼吸の場合、唾液の分泌量が低下し口内が渇きます。口が渇くと細菌が繁殖し、それが原因で口臭が発生する場合もあります。唾液には、口腔内の汚れを洗い流す働きがあるので、口臭予防において大変重要な役割を担っています。
(7)入れ歯
入れ歯の表面やバネの部分には、歯垢がつきやすいものです。そして、それが口臭の原因となることが考えられます。
(8)あまり喋らない
「あまり喋らない」状態が続く場合、口内が渇き口臭が発生しやすくなります。
(9)睡眠不足
睡眠不足の時は、唾液の分泌が抑制されることで口内細菌が繁殖してしまいます。したがって、口内細菌は、口臭の原因となるのです。
(10)便秘
便秘で老廃物が体内に長時間溜まると、異常発酵作用を引き起こす原因となり悪臭物質が発生します。それらが口臭の原因となることもあります。
(11)免疫力低下
体の免疫力が低下した場合、口の中にあるわずかな菌が引き金になり発症します。その症状として、歯ぐきの腫れや歯ぐきから膿が出たりします。そして、その症状がさらに進行すると、口臭の原因となる「歯周病」にまで発展する危険性があるのです。
(12)緊張
過度の緊張状態が続くと、口内の水分である(唾液)を吸収してしまいます。その結果、唾液が減少し口が渇くことにより、口臭発生の原因となります。唾液には、口腔内の汚れを洗い流す働きがあるので、口臭予防にとても効果的です。
(13)ストレス
ストレスが蓄積されると、唾液の分泌が正常に機能しなくなります。唾液の分泌が異常になると、口内が渇き口臭の原因となります。
(14)妊娠
妊娠中は、ホルモンバランスが大きく変化するので、体調不良や抵抗力低下を引き起こします。そのため、口内細菌の数が一気に増殖し、口臭が酷くなる場合もあるのです。
(15)高齢
年齢を重ねると共に、唾液の分泌量は次第に不足してきます。そのため、口臭が発生しやすい環境をつくることにもなるのです。唾液には、本来、生理的な口臭を抑制する効果があります。
(16)起床時
睡眠中は口を殆ど動かさないので、唾液の分泌は減少します。それゆえ起床時には、口臭が発生しやい状態になっています。起床時の口臭は、誰にでもあるので、あまり気にする必要はありません。
(17)タバコ
タバコの煙に含まれるニコチンやタールは、血行不良を引き起こします。血行不良は、唾液の分泌能力を低下させるので、結果的にそれが口臭の原因となります。
(18)日焼け
強い日差しを浴びると、体内の水分が自然に蒸発します。そして、口の中も渇き細菌が繁殖しやすくなります。それが原因で口臭が発生します。
(19)高温多湿
高温多湿の日は、体内から汗としてだけでなく、口内の唾液も一緒に蒸発してしまいます。口内の唾液量が減少した場合、口内において細菌が繁殖しやすい環境となって、口臭が発生しやすくなります。
(20)無理なダイエット
食事を摂らないようなダイエットをする場合、体の免疫力や代謝が低下します。そして、唾液が分泌しにくくなり、口内に細菌が繁殖しやすい環境になり、口臭が発生してしまうことになります。
・多汗症の予防・多汗症の治療
◇頭・髪の臭い、足の臭い、陰部の臭い
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